薬剤誘発性摂食嚥下障害との関係

株式会社薬心堂 坂井 美千子先生 薬剤誘発性摂食嚥下障害を起こす可能性のある薬品 代表例 筋肉の機能:抗コリン薬、三環系抗うつ薬、Ca拮抗薬、アルコール 食道~胃部分の圧低下:プロゲステロン、グルカゴン、ドパミン、Ca拮抗薬、アルコール、アトロピン、ブチルスコポラミン 口腔咽頭/嚥下機能低下:中枢神経系の鎮静作用を有する薬剤 口腔乾燥症から嚥下障害:抗ヒスタミン薬、降圧剤、抗不整脈薬 筋弛緩作用のある薬剤:筋弛緩薬 浮腫みがないのにカリウムを足す必要があるのか。ニセルゴリン、ドネペジルは興奮系、抑肝散、リスペリドン、メマンチンは抑制系。SCAP法(クロルプロマジン換算で計算)3~6か月かけて1種類ずつ、減量をやすむことも戻すことも可能。嚥下反射の改善が期待できる薬剤:ACE阻害薬(サブスタンスP分解阻害、タナトリル)シロスタゾール(サブスタンスP産生維持)アマンタジン(ドパミン遊離促進・サブスタンスP産生)モサプリドクエン酸塩(消化管運動促進・胃内容物逆流予防)漢方薬:半夏厚朴湯(サブスタンスP増加)六君子湯(胃内容物逆流予防)香砂六君子湯(スーパー六君子湯)清肺湯(繰り返す誤嚥性肺炎)