介護サービスにおける認知症利用者のケアについて。

東京慈恵会医科大学精神医学講座 繁田 雅弘先生。アルツハイマー型認知症においてBPSDとよばれつもの。1.知覚:厳格、幻視、幻聴2.思考内容:妄想、念慮、猜疑、誤認3.意欲:自発性低下、アパシー、無為4.制御抑制:不適切な行動、食欲・摂食障害5.睡眠覚醒リズム:昼間の傾眠、夜間の不眠5.感情:抑うつ、不安、易刺激性、焦燥6.行動:不穏、拒絶、攻撃性、暴言、暴力、徘徊、多動、拒否。認知症の自覚症状(アルツハイマー型認知症を例に)戸惑い・不安・自責感・焦燥感・被害間・気分が沈む・悔しさ・やる気が出ない・気分感情の変動。精神療法の要点1.本人にたいして誠実である。2.意思を引き出す。3.病気に対する認識を意識する。4.陰性勘定を話題に取り上げる。5.努力や忍耐に敬意を払い称える。6.生きがいや過去の達成感を言語化してもらう。7.自分のニーズに気づいてもらう。8.身体感覚に関心を向けてもらう。9.本人の力になりたいという家族の思いを本人に伝える。10.ほめるのではなくともに喜ぶ。